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忘れながら生きてる

観劇や読書の備忘録。基本ネタバレ全開。敬称略でごめんね。

殿様ランチ『正義について』

「柑橘系の融通の利くあの方」(劇団Twitterより)が
ゲストトークの回にお邪魔してきました。
うん、セットで見れてよりおいしかったと思います。

ずいぶん今までの殿ランと印象が違うなーという感じでした。
良くも悪くも、期待を裏切られたというか。
殿ランには、話に必死についていこうとしなくても
ゆる〜く笑える、あの感じが好きで今回もそういうものを求めていたので*1
おぉ、そう来たか、とちょっとビックリしたというか。

あんまりよく思われないであろう言葉のチョイスをするのなら…
うん、イキウメっぽかったです、ちょっと。笑
というか『ミッション』に通じるテーマが見えた。(かぶってる、とも言う)

殿ランが『正義について』なんてタイトルでくるからどうひねってくれるかと思いきや
むしろ直球どストレートだったなぁ、と。

もちろんイキウメはイキウメの、殿ランは殿ランの見せ方をちゃんとチョイスしてて
それには本当に大満足だったのですが。
ただ単に…ゆる〜い笑いを求めすぎてただけなの…私が…。

小久保剛志、杉岡あきこ、平塚正信ら劇団員の
印象的なグッと来る「悲しみ」や「諦観」の表現が見れたのが一番の収穫でした。
特に小久保さんの「泣いてる?」という台詞を受けての表情。
それと火事で焼け落ちた自分の店を見ているときの表情。
こういうのが見たくて、劇場に足を運んでるんだよぉぉというくらい"刺さる"表現でした。
寄り添う杉岡さんがまた、いいんだ、これが、ほんと、ね。
平塚さんの「マニュアルなんです」の表情も、よかったなぁ。

逆に小笠原佳秀氏の、苛立ちとか戸惑いとかやるせなさの表現が
このメンバーと比較して、ちょっと一辺倒に見えてしまったのが残念。
というか小笠原氏、何頭身なのでしょう。足細いな〜とひたすら思っていました。

常連客演服部ひろとし氏の、デフォルメとリアリティの見事なバランスが素晴らしい。
というか服部さんはもう出てるだけで素敵です。はい。(笑)
レスアンドポンス、ぜひピンで物語が見たいですね。いやはやホントホント。

スーパー板さんタイム最高でした。
出るって思ってなかったから、ビックリしちゃいましたよ私。

新たな一面を発見しちゃったような
それでもちゃんと根底にあるものは変わらないんだなっていうような
そんなことを考えた一作でした。とさ。
最終日飛込みで観に行けてよかったです。

*1:「腹をかかえるのは疲れるから、肩を震わすくらいなら手伝いましょう」というコピーが好き