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忘れながら生きてる

観劇や読書の備忘録。基本ネタバレ全開。敬称略でごめんね。

鬼灯町鬼灯通り三丁目

六角精児を堪能したぜ。


↓以下ネタバレ


やっぱ六角さんすごいなぁ。
舞台上でさらけだして不細工になれる役者がどれだけ尊敬に値するかを
ヒシヒシと感じることが多いこの頃であります。
有名所を使っての公演だからか、今回の脚本は割と王道でわかりやすかった印象。
最後もなんだかんだでハッピーエンドみたいだったしね。
東さんが描く、誰も悪くない救いのない時代の話が好きな私としては
ちょっと物足りなさこそ感じましたが。笑
でもどの登場人物に感情移入するかで
物語の表情が色とりどりに変わってくるのはやっぱり魅力的です。
ギャグ路線ではなくそれなりに面白い話なのに
絶えずお客さんが笑っていたのは、やはり役者とホンの妙でしょうか。
深刻な状況で真剣な人間の行動ほど笑えるってのは真理ですね。
大吉さんが英霊の紙食べちゃった辺りとか。ワロタわw


お客さんとの絡みも面白かった!
これは小劇場ならではの楽しみですよね。
本当にトウモロコシを差し入れされたり、大吉お守りを買わせたりw
「昼間のお客さんは千円もくれたのに!」は笑いました。


役者さんは四人しかいないのに上手くストーリーが展開して関心。
桟敷童子を見慣れている身からするとちょっと人口密度的に寂しかったけどw
川島さんの化粧だけがちょっと気になったかなぁ。
昭和劇で民間人の芝居ならスッピンでいいと思うんですが、そうもいかないのかな。
舞台美術は島次郎氏。テイストは桟敷童子そのままでしたね。


高い役者使ってる芝居特有の"何か"はちょっと感じたけれども
それでもやっぱり私の大好きな小劇場の、あっという間の数時間でした。